印刷内容:パンフレット(手織り・草木染めの寝具)
進  行:初期見積り/入稿2週間前/校正やり取り5日/日程手配8日
仕  様:418×148/両観音折/3,000部/4C+銀
受注形態:クライアント様 → デザイナー様 → 弊社(株式会社レーエ)



雰囲気を出すために…
ナチュラル系寝具のカタログなので、商品の色を鮮やかに出すという事より、全体の雰囲気を大事にし風合いを出すことがご希望でした。その点をふまえ、用紙はザラッとした風合いがあるもので、特殊紙は高いので一般紙のなかで「ハミング」をお勧めしました。この紙は手触り感を出し安っぽくならず、全体的なイメージも大切にでき、さらに価格的にも安くすむので、コスト削減の効果も得られました。
印刷で注意しようと思ったところは、ハミング使用の際のインクの沈み込みです。雰囲気を出しても、商品の色があまりにも変わってしまってはいけないので、色校正でしっかり注意をしていくことにしました。

色再現の問題点を回避する為注意すること…
1)本紙にて、本紙校正を2回行い、入念なチェックと打ち合わせをする。
 →お客様の希望により近くなる再現を出していく為、校正の際には詳細な
   打ち合わせをして、色調整に詳しいスタッフがデータを調整をしていく作業
   をします。

2)本印刷では刷り始めの色を終わりまで保つよう安定性に注意する。
 →印刷は機械の調子や天候などで、色が変わってしまうことがあります。
   人間の目で確認して、変化を調整しながら安定させて、完成度を高めます。

部分的に表現が違う修正
初校の修正指示にて…
1)クリーム色の壁部分について「イエローが強いので原稿の色味に忠実」に
  との指示をいただきました。
 →制作側で画像を部分的に調整。原稿の色味と初校を見ながら、
   データの調整を行いました。
(初校が出れば、データの修正をして原稿通りに修正することがしやすくなります)

2)草原の細かな表現部分について「全体的にディテェールがつぶれているので、
  もう少しはっきりと」の 指示をいただきました。
 →画像データにシャープネスを施し、はっきりさせました。

濃度とシャープネスの指示
再校の修正指示にて…
1)全体的な色合いはOKがでましたが、濃度を上げて欲しいとの指示を
  いただきました。
2)シャープネスが行き過ぎてしまった感があるので、もう少し抑えて欲しい
   との指示をいただきました。
 →画像データをさらに調整し、指示に合わせました。シャープネスは程よい
   具合を探すことに注意しました。

最終指示
再々校の修正指示にて…
 全体的に、もう少し濃度を出し、シャープネスをもう少し押さえて欲しいとの
 指示が出ましたが、これにて校了となりました。

※画像はクリックすると拡大します。また、印刷物とは色の違いがあります、ご了承下さい。





特殊加工と仕上がりの注意
4色+特色の銀を使用した印刷でした。初校の際に、銀色のオーバープリント部分を白抜きに変更指示がありましたが、他は沈み込みもいい風合いとなり、キレイな仕上がりとなりました。
紙の加工では、両観音折だったので中に折れる部分を短くするため、お客様にお知らせして訂正をしました。
インクの盛りについては、校正でインクが厚かったので、本印刷の際は浅くな らないよう注意をしました。また、当初の注意「本印刷では刷り始めの色を終 わりまで保つよう安定性に注意する」ように気をつけ、商品のクオリティを落とさないよう注意をしました。

●印刷結果(評価)
本紙校正時の入念なチェックと確認があったため、思った通りの印刷結果に近くなった。印刷、手触りなど、全体的に風合いがある印刷物に仕上がり、社内やご来社いただく方々にも好評な作品となりました。